Amazonブランド登録 その1

 

主に商標を扱う特許事務所をしておりますと、Amazonのブランド登録に関するご相談を受けることがあります。

今回のブログでは、

  • Amazonで既に販売をしている方や
  • これから出品してみようと考えている方向けに

Amazon独自のブランド登録制度について、ご紹介いたします。

 

Amazonでのブランド登録がなぜ必要なのか。

その必要性を理解していただくため、まずはアマゾンの特徴について考えてみたいと思います。 

 

「相乗り」とは?

Amazonに出品するにあたり気を付けなくてはならないのが、「相乗り」。

売上が好調になってくると、「相乗り」が問題となってきます。

 

「複数の出品者様が同じ商品を出品している場合、Amazonではすべての出品データを1つの商品詳細ページにまとめます(こうすることで、お客様に最良の体験を提供できます)。」

(「Amazon出品サービス 初心者ガイド」より引用 2026年7月1日現在)

 

つまり、1つの商品情報は1つの商品詳細ページに集約されている。

1つの商品を複数の出品者が出品する場合であっても、一つの品ページに紐づけされる。

 

1つの商品に、複数の出品者が乗り合わせているような状況なので、「相乗り」と呼ばれています。

 

複数の出品者の中から、どの出品者の商品が購入者に選ばれるかは、どうしても条件面で決まってしまいます。

多くの場合、「相乗り」になると、価格競争が起きてしまいます。

 

 

ブランド商品とノーブランド商品

Amazonに出品している商品には、ブランド商品とノーブランド商品があります。

 

「ブランド」と言うと、いわゆる高級ブランドを想像する方も多いかと思います。

「ブランド」という語は、もちろんそういった有名な高級品を表す言葉としても使われますが、ここでいうところの、ブランド商品やノーブランド商品の、「ブランド」とは、有名であることや価格は関係ありません。

独自のコンセプトのもとに企画され、一つの名前やロゴをつけて、売り出される商品やサービス群をいいます。

  

「ブランド商品」を流通状況で大まかに分類すると、次のように分けることができるでしょう。

 

広く流通している商品

オリジナルのブランド商品

メーカーが製造

小売・卸売業者等を介して広く流通している

 自社で企画・開発し、自社ブランドのもとで販売

他社ブランドの商品販売

「相乗り」覚悟

自社独自ブランドの商品販売

 

このブログでは、このうちの、「オリジナルのブランド商品」つまり自社独自ブランドの商品をAmazon経由で販売する場合にスポットを当ててお話しします。

 

自社オリジナルブランドの商品の場合、商品がそれほど出回っておらず、自社で製造・販売・出荷まで管理している場合には、一般的に考えると「相乗り」は起こらないはずです。

 

にもかかわらず、

オリジナルブランド商品が、複数の出品者に「相乗り」されている。

しかもカートを奪われた。

 

といった事態も発生しているようです。

 

ある海外発ブランドの例では、そのブランド商品には、ブランドロゴが刻印されていました。

日本国内での販売実績数はそれほど多くなく、しかも、そのほとんどが個人用と思われる商品1個のみでの販売だったので、「相乗り」が起こるとは予測もしていなかったそうです。

しかし、数々の出品者に「相乗り」され、カートも奪われてしまいました。

 

そのうちの一つの出品者から、商品を試験的に購入してみたところ。

パッと見た目では分かりにくいのですが、予想通り、模倣品でした。

 

オリジナルの商品なのに、偽造品の販売者に「相乗り」されて、ブランドオーナーがカートを取れないとなると、悔しいでしょうね。

Amazonに「早くどうにかしてくれ」と報告しても対応してもらえない。

 

 

ですが、Amazon側の立場になって考えてみると、

どの出品者がブランドの真のオーナーであるのか

どちらが偽造品であるのか

証拠がないと判断ができません。

 

Amazonには、そんな問題を解決するための独自のシステムがあります。

 

 

売上を守る = ブランドを守る

商品が売れて人気がでてくるにともない、残念ながら、模倣品が出てくる可能性が高まります。

模倣品を市場から排除できる簡単な方法があれば良いのですが、それほど容易にはいきません。

 

ですが、模倣品がAmazonで販売されているのであれば、対策は比較的容易です。

 

自社ブランド商品のオーナー様が行うことができる対策

Amazonでの模倣品の販売を止めさせ、「相乗り」状態から抜け出す方法とは

  

答えは簡単。

Amazonで行っている「ブランド登録」をすることです。 

 

それでは「Amazonブランド登録 その2」で、ブランド登録をするメリットと方法について、より詳しく見てみたいと思います。

 

→ Amazonブランド登録 その2へ