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「商標登録までの時間」のページを追加しました。

商標出願した後、商標登録がされるまで、どのくらいの期間がかかるでしょうか。

商標出願はしたけど、商標を使ってもうビジネスを始めてしまっていて、ちゃんと登録がされるのか、気が気でないという方もいらっしゃるかと思います。

 

商標登録までの時間」というページを追加して、商標登録までどのくらいの時間がかかるのかについて記載いたしました。参考にしていただければ幸いです。

「商標サービスと費用」 → 「商標登録」 → 「商標登録までの時間」 からご覧いただけます。

 

さて、そちらに記載しましたが、商標審査には5ヶ月前後かかっています。

5ヶ月と聞くと、長いと感じますか?短いと感じますか?私は日本は審査がかなり早いと感じますが、どちらに感じるかは、その方がその時置かれた状況を反映するのではないでしょうか。

 

特許庁の審査スピードを他国特許庁と比べると、どうでしょうか。

 

    米国  約3か月

    韓国  約8か月

 

米国と韓国の中間くらいのようです(2016年3月作成の「平成28年度特許庁実施庁目標 参考資料」より)。

 

次に、審査官一人あたりの審査処理件数を他国と比べると、どうでしょうか。

米国の数字がみつかりましたので、米国との比較です(同上資料より 平成26年度実績)。

 

(一人あたり、区分数)

日本 1,667件

米国 1,068件

 

日本の審査官は、米国審査官の1.5倍強の件数をこなしているようです。

米国も韓国も商標の審査制度は、比較的日本と似ている方だとは思いますが、審査しなければいけない事項や内容等が異なるので、単純比較はあまり意味がないでしょう。と前置きしつつ、ここでは少し比較してみたいと思います。

 

米国では、1人当たりの担当件数を少なくすることで、日本と比べると商標出願がなされた後に審査結果を通知するまでの期間が短くなっていると言えそうです。

 

日本の商標審査官の方々は、日々多くの出願案件の審査をどんどん進めていることだけは、間違いなさそうです。

 

平成26年の行政機関の休日を除いた業務日数は、242日(休日:123日)だったようです。

ということは、一日あたり1人の審査官の方が処理した件数は、約6.9件(1,667件÷242日)ということになります。この数字は今回初めて見たのですが、正直あまりに多くて驚きました。

 

気になったので、もう少し見てみます。

国家公務員の方の勤務時間は、1日7時間45分のようです。とすると、残業なしとして計算すると、

 

年間の勤務時間の合計は、1875.5時間(7.75時間 X 242日)

1名の審査官がこなす1時間あたりの審査件数は、約0.9件(1,667件 ÷ 1875.5時間)

 

毎日、1時間に1件程度は審査してゆき、出願人に審査結果の最初の通知を出しているということになります。この計算による数字は、もちろん実情をそのまま表している数字ではないでしょう。

 

最近、一般企業での長時間労働などが問題となっていますが、特許庁の審査官の方々も他人事ではなさそうです。これだけの審査をこなしていくのは大変だろうなあ、とふと心配になりました。

 

話しが脱線してしまいましたが、特許庁では出願人のため審査に係る時間をさらに短縮しようと、毎年目標を掲げ、その目標達成のため、任期付き審査官を採用したり、業務効率化に取り組んでいるようです。

 

中国のように、審査官に大量の人員を採用しない限り、現在かかっている約5ヶ月前後という数字から、大幅に審査にかかる時間を短縮するのは、難しいかもしれませんね。

 

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